2011年08月15日

25 Lessons I've Learned about Photography...Life

Lorenzo Dominguez「25 Lessons I've Learned about Photography...Life 」読了。あんまり中身も確かめずにKindle版を買ったところ、写真の本というよりは、自己啓発系エッセイでした。奥さんとの仲がよろしくなく、その他諸々含めて精神的にまいりかけている状況から、筆者がどう抜け出してきたか、という話。軽い言葉で言うと、自分探し系であり、そうした文脈で何か得るものがあったかといえば、そんなになかったような気がするけれど、灰色の日常をどうやって前向きに過ごしていくかというところに撮影活動が絡んできて、その部分の筆者の気持ちはよくわかるし、そういうことってあるだろうし、人生って案外そんなもんだよな、という自分の中での再敷衍ができたかな、という読後感。

以下Amazonは、JPだとなぜかスペイン語版しかヒットしないので、やむなく。そのうち、USでもアソシエイト口座作ればこういう問題なくなるかなあ。


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2010年08月28日

オーディンの鴉

福田和代「オーディンの鴉」読了。なんだろう、ネット社会を背景にしたサスペンス、とでも言うのかな。YouTubeやTwitpicなども登場して、読むなら今しかない、という小説になってる。3年経つと状況は古くさいものになってんじゃないかな。「そういうサービスあったよね〜」みたいな。個人的にはストーリー自体も楽しめたかな。発想も、細かくはネタバレになっちゃうけど、現実的にありそうではないけど理論的にはリスクがあるよね、という事象について結構なスケールで作られていて、なかなかいいんじゃないかなあと。おかげで就寝が午前3時まわっちゃったから。

オーディンの鴉
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家庭の幸福

太宰治「家庭の幸福」再読。短編なのであっという間です。相対化。


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まな板の上の鯉、正論を吐く

ホリエモン「まな板の上の鯉、正論を吐く」読了。ブログとかの文脈と一致しているので新鮮感はなかった。共感できる部分もあるし、そうでない部分もあるし。

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2010年07月31日

トリプルA 小説 格付会社(下)

黒木亮「トリプルA 小説 格付会社(下)」読了。巻末の参考文献の数は恒例ながら圧倒的。読みながら思ったんですが、この著者の「バルジ・ブラケット」「エンロン」などは、現代金融版の歴史小説っすね。基本的な話の流れは事実通りで、そこに著者による具体的な人間模様が織り込まれる。ただそれはあくまで小説としての体裁を保つ程度であって、本筋はやっぱり史実に基づき、という感じで。このような書き方はありそうで実は斬新ではないかと思うのですが、どうなんでしょうか。いずれにせよ読者を選ぶという意味では、従来の作品同様です。それはそれでいいと思います、何も全ての著者が村上春樹になる必要はない。

つっても、私は村上作品は「ノルウェイの森」しか読んだことないんですけどね。

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2010年07月25日

全壊判定

鎌田正明「全壊判定」読了。補修と建て替えの間で板挟みになる管理組合理事長の話。小説は小説なんだけど、マンション建て替え問題のルポみたいな趣旨で書かれたんじゃないのかな。今後、高度成長期に建てられたマンションがかなりいい年季に達してくる中で、ここはまだまだ整理しないといけない論点がありますよ、みたいな。

全壊判定
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2010年07月19日

トリプルA(上)

黒木亮「トリプルA(上)」読了。バルジ・ブラケットと同じスタイルの、時系列並行型のノンフィクション風小説(てな表現でいいでしょうか?) いわゆる、好きな人はこれがいいんだよね、と感じるし、もっとエンタメ性を期待する人にとっては拍子抜け的なところもある。ストーリーで読ませるのではなくて、筋としては実際の歴史を敷衍しているのでその辺のサプライズは期待せずに。下巻はまた機会を改めて。東野圭吾とかだと上下巻で間をあけるなんてありえないのですが、このようなスタイルの小説だけに、多少上下で間を開けても問題にならないわけです。

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2010年07月04日

過労死サバイバル

上畑 鉄之丞「過労死サバイバル」読了。論文型著作なので、タイトルから想像するような内容ではなく、淡々とデータや判例が続く著作。売るためというより、社会貢献的な位置づけなのでしょう。いわゆる「残業ゼロ法案」は死んでも許さん!的な気概が垣間見えます。ただ、中期的にはアジアとの賃金裁定はまだまだ続くわけであって、所得水準の平均的な低下は避けられないわけですよね。ちなみに、著者はばかげた長時間労働や過剰負荷を問題にしているだけであって、所得水準には触れていないので誤解なきように。何がいいたいかというと、働く立場としても、賃金裁定が避けられない以上は、所得減もしくは同水準所得での長時間労働、このあたりの選択が求められてくるわけであって、後者を選択した場合は早死にリスクも踏まえないといけませんよね、ということ。例えば仕事と脳出血の因果関係はなかなか難しいところはありますが、ストレスは万病の元(免疫系の弱化を招く)という説もそれなりに確からしいような気もするわけで、自愛が必要。筑紫さんも癌の原因はタバコではなくストレスだ!とおっしゃってましたし。

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2010年07月03日

リストラ屋

黒木亮「リストラ屋」読了。この著者の持ち味である綿密な調べ込み系の小説ではなく、エンタメ系に属するのかなあと。その通り、普通に楽しめる作品。色々お約束な展開もあるんだけど、水戸黄門的な要素もまた時として良いものなんです。

リストラ屋
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2010年06月26日

パラドックス13

東野圭吾「パラドックス13」読了。時空物。となると、すでに無数のSFが存在するわけで、必然的に関心はこの著者によってどのように料理されているのか?という点に集約されます。感想は人それぞれでしょうが、よくまとまってんじゃないかなと。

パラドックス13
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2010年06月21日

排出権商人

黒木 亮「排出権商人」読了。CDM等々は以前仕事で調査したことがあるので多少予備知識あったけど、そうでない人には色々専門用語が多くて難渋する可能性も。とはいっても、巨大投資銀行とか、この著者はそれが持ち味であるから、万人向けじゃなくてもそれはそれで結構。もっとオタク向けになってもいいくらいです。他の本もそうですが、よく調べて書かれていることがよくわかる一作。

排出権商人
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2010年06月20日

iPhoneとツイッターは、なぜ成功したのか?

林 信行「iPhoneとツイッターは、なぜ成功したのか?」読了。キャンペーンでiPhone版が無料で提供されたものをゲットしておいて、そのままにしておいたのですが、本日一気に読了。iPhone用に組まれている書籍であれば、この画面でも特にストレスなく読めます。一目で入ってくる情報量は紙より少ないですが、寝転がりながら読むには紙よりむしろ読みやすいくらいで、特に問題ないっすね。画面どうこうというより、iPhoneの軽さとタッチスクリーン(親指適当に動かしておけばページが遷移する)の効果かと。

内容的には、結果論的にApple賞賛、一方でtwitterについてはSNSの妙な縛りから外れているあたりがポイントじゃないか、という論点。Appleの箇所については微妙かと思いましたがtwitter部分については確かにそういう側面はあるんじゃないかと。ただ、それはtwitter云々より、SNS全般でのちょっと行きすぎた面を緩和させたって部分がポイントなわけで、考察としては納得だけどそれが必ずしもtwitterじゃなくてもいい、まあこの辺は著者も確信的に書いてるんだとは思いますが。

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2010年06月13日

流星の絆

東野圭吾「流星の絆」読了。前エントリの作品とあわせて週末に黙々と。ドラマ化されていたことも、その挿入歌が中島美嘉「ORION」だったことも、そのつながりでORIONのPVに戸田恵梨香が出演していたことも、今回初めて知ることに。本作はシリーズものではなく単作長編。Amazonの書評とかは人それぞれですが書評なんてそんなもんだし、ましてやAmazonの書評となればなおさらね。私的には全然オッケーだと思いますよ。

流星の絆
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ガリレオの苦悩

東野圭吾「ガリレオの苦悩」読了。面白い。以上。

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2010年06月06日

ダイイング・アイ

東野圭吾「ダイイング・アイ」読了。シリーズものではなく単作。世界観的には東野作品の一ジャンルとして確立しているうちの一つです。個人的には相対的には「そこそこ」感があるのですが、一般的にみればきっちり仕上がってるとは思います。

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聖女の救済

東野圭吾「聖女の救済」読了。ガリレオシリーズ。人によっては容疑者Xよりもイイ!という意見も。内容は書いちゃダメ。

湯川先生のキャラは相変わらずいい感じですね。ここは本論とは関係ないので...

「インスタントコーヒーがお好きだと聞いていたのですが」
「バドミントンの大会で優勝したら、賞品としてコーヒーメーカーをくれた。せっかくだからと思って使ってみたら、なかなか便利だ。おまけに一杯当たりの単価も安い。」
「もっと早くに使っていればよかった、という感じですか」
「いや、それはないな。そいつには大きな欠点がある。」
「何ですか」
「インスタントコーヒーの味を出せないことだ」

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2010年06月05日

新参者

東野圭吾「新参者」読了。加賀刑事シリーズ。内容はネタバレ回避につき触れちゃだめですよね。構成がほう...という感じ。この筆者に対する期待値は十分にクリアしている作品です。

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2010年05月30日

私の生活流儀

本多静六「私の生活流儀」読了。現実的ストア派的、かつ、直球勝負派で、同意する部分も多々。生きた時代は違えども、考えが通じるものというのは確かにあるんじゃないかなと。

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私の財産告白

本多静六「私の財産告白」読了。投資本はこれ一冊で十分、他は読む必要ないでしょう。

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私の財産告白
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2010年05月23日

理性の限界

高橋昌一郎「理性の限界」読了。アロウの不可能性定理、ハイゼンベルクの不確定性原理、ゲーデルの不完全性定理を柱とする解説本。ユーモラスにシンポジウム書き下ろし型の本で、いろんな「主義者」が出てきて楽しい。というかそれだけじゃなくて面白い。けど、結局はどういうことなのか考え出すと難しい。

アロウの不可能性原理は大学で多少触った記憶あり、ハイゼンベルクの不確定性原理は数年前に自然科学入門系の本をあたっていたころに頻出だったので、ここまでは書いてあることの理解自体は問題なかったわけですが、ゲーデルの不完全性定理はこれまでは名前こそ聞いたことあれど避けて通ってきたので、恐らく著者は誰にでもわかるようにかんたんに書いたつもりなんでしょうが、それでも付いていくのに必死だったし、いわんとすることが理解できた自信もありません。ただ、これだけでわかった気になるのもいかがなものかという感じなので、こうやって挫折感味わうのもまたよろしいってことで。これは良作。

引き続き続編の「知性の限界」に入っていきますが、まあ平日は進まないだろうから、来週末あたりの楽しみにとっておかざるを得ないということ。本書の示唆せんとするところと、デリダの決定不可能性とはまた別物だと思いますが、このあたり含め、普通に過ごしているだけではなかなか触れられない世界ではあります。多分それは問題じゃない。普通に過ごすといった情報圏においては、科学は万能であっていいし、知識は素晴らしいものであっていいし、法律は正義であっていい。そうじゃないと社会が成り立たないんですよね、きっと。でもそれってどういうことなのかと考えると、わはは、で済ませていいものかどうかは、現時点では判断できないです。

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回復力

畑村洋太郎「回復力」読了。失敗学の本家ですが、失敗あるところ、失敗する本人あり、ということで、自分が失敗した場合および他人が失敗した場合に関するケアの本。確かに、失敗から学ぶのはいいけれど、失敗した人の存在というのは見過ごしがちだけど避けて通れない。そういうところにちゃんと目が届くんですね。

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2010年04月11日

死ぬときに後悔すること25

大津秀一「死ぬときに後悔すること25」読了。読む以前に、コンセプトが面白いな、と思ったので。人間、基本的には誰であっても、相応に余生があると思っているうちは、その発言は全てポジショントークであるはず、というのは以前も触れたことがあります。たいていの場合は無意識・意識的にかかわらず、自己正当化。あるいは何らかのきっかけで極端な自己否定に走るケースもありますが、いずれにしてもその人の現在から近い将来を意識したポジションの影響に強く支配されている。でも、この本をみつけて、なるほど、死ぬ直前というのは人間が物心ついてから、もっともポジショントークから解放される瞬間なのではないか、と。

著者は25項目に一般化を試みておりますが、別のスタイルとしては、一般化しない方向もあるでしょう。なぜなら、死ぬ前に感じることというのはその人がどういう経路をたどってきたかにも依存するわけですから。あるいは、著者はそれを踏まえた上でも一般化が有効だと感じたのかもしれませんので、そのあたりは実際にお便りでもして質問してみないとこれ以上考えを進められませんが。読後感は人それぞれだと思いますが私は2点、心に留まる案件がありました。

余談ですが、ATOK2010すげえ。センテンス、読点まで一気に入力して変換しても、概ね妥当な変換結果を示してくれます。どうしてジャストシステムがこれまでマイクロソフトに買収されなかったのか不思議でならない。JS側で何か買収防衛策とかやってんのかなあ?追加余談、ホリエモンが最近出している格差に関する新書をぱらぱらとめくってみたのですが、結婚とかをサクッと相対化していて、これはまた彼らしいよなあ、と。しかしながらそれゆえに本質的にはまともな考えの出来る人なんだと再認識です。頭の良さと人間臭さが共存していて、好感が持てるなぁ。


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2010年04月10日

喧嘩商売20

これ、ヤンマガで読んでるんだけど、その上単行本買ってしまうほど面白いのですが...。しかも単行本は発売日チェックしてGoogleカレンダーに入れてiPhoneと当然シンクされて、みたいな。


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2010年03月22日

人間の覚悟

五木寛之「人間の覚悟」読了。恐らくは、ここしばらくの労働基準法的に若干クエスチョンマーク付きの生活のためか、活字欠乏症になっていたようで、貪るようにという感じ。こういうときは新書程度にかみ砕かれたものを手当たり次第、くらいがちょうどいい。学術的なものをしっかり読むには気力と時間が準備されていない状態だし、ライトすぎると欲求不満になるかもしれないし。

本書は良い意味で「老人のお言葉」です。またまた良い意味で、思考や知性や論理を伝えるようなものではなく、五木さんという一人の長い年数を生きてきた個人が、淡々と語りかけるという趣旨。こういうのもありなんだと思います。無論、それなりにいろいろなものを見て、考えてきた人だと思いますので、なるほどね、という点も多々。大学卒業から60歳までワンワンキャンキャン鳴きながら過ごしてきた人からは、これと同クラスの語りは期待できないでしょう。

いつの間にか池袋のサンシャイン通りにブックオフの大型店が出店してました。池袋はブックオフ不毛地帯だったのですが、これで一気に形勢逆転という感じ。狙い撃ちの本については当然ながら新刊あるいはアマゾンの中古でピンポイント攻撃が必要なことには変わりがありませんが、今回のように、安価な良書を手当たり次第、なんて気分の時にはブックオフ最強です。交通的にも湘南新宿ライン、埼京線、丸ノ内線、有楽町線、山手線を擁し、あらゆる方面に(近くはないものの)そこそこ便利にアクセスできるわけで、こうやって商業施設も充実してくるとなると、池袋は実は都内最強ターミナルに変貌しつつあるのかもしれないという気がします。ヤマダ電機も「日本総本店」を出店するくらいですしね。今後の課題としては、羽田へのアクセスが弱いくらいか。

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うつを生きる

芝 伸太郎「うつを生きる」読了。通常こういうタイトルの本は、うつ病の総論から入り、精神療法と薬物療法があって...みたいな本であることが多いのですが、本書は極めて意表を突いています。日本に相対的に多いというメランコリー親和型のうつ病に標準を絞り、おそらくは現代思想への造詣も踏まえた上での「贈与・交換」概念、その軸における日本の位置づけを考察することで、日本でのメランコリー親和型の多さへの仮説を立てているというもの。うつ病の本を期待して読むと???ですが、パラッと見れば普通のうつ病本ではないことは明白ですから、だまされた!と騒ぐようなことにはならないでしょう。結論としては、本書は非常におもしろかった。その評価を因数分解すると、「事前の期待とそれに対する良い意味での裏切り」という要素がそれなりにあるわけなんですが、それはそれとしても、個人的には高い評価を与えます。

この著者、ユーモアセンスも一流ではないかと思います。本人がどういう自覚なのかは別にして、私の観点ではすばらしい。非常に興味深い著者です。その片鱗が現れている部分を、一部紹介すると...

精神医学は、治療を目的とする限りにおいては、哲学がかつてそう試みられた(あるいは現在進行形なのかもしれないが)ような、徹底的な脱構築は原理的に不可能である。たとえ狭義のであれ広義のであれ、眼前のこの患者のイデア(あるべき姿、あるいは望ましい姿)を解体してしまえば、治療行為が成立しなくなるからである。到達目標がなくなれば、治療行為はその根拠を失う。精神科医は、治療者である以上、イデアの妥当性を疑いつつもそれを手放すわけにはいかぬ。そのイデアが妥当で「あるかのように」振る舞わなければならないのである。「この患者の現在の精神状態をどのように変えるのが望ましいか?それは決定不能である。そもそも変えるべきであるのかないのかと問うこと自体に罠があるのだ」などと、たとえそれが哲学的にはもっともな主張であったとしても、苦しんでいる患者の前で腕組みして何もしないことは、精神科医には許されない。

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2010年03月21日

僕が2ちゃんねるを捨てた理由

ひろゆき「僕が2ちゃんねるを捨てた理由」読了。前のエントリの本も同様ですが、タイトルと内容にはそこまで密接な関連はありません。短編集のうち、一つの短編のタイトルがそのまま本のタイトルになっているイメージ。ただ、そんなことはどうでもいいです。

この著者には多少興味を持っていて、その理由は、著者にネコ的なものを感じておりそれがなかなか珍しいからかと思います。リアル社会では周囲はイヌ的人間ばかりですからね。これは、合コンで話が出る「イヌ・ネコ」(最近はaxisが草食系とかに移ったか)議論とは若干違うことはみなさんならおわかりかと思います。

なんか、2chを嫌いな人って、特に上記イヌ的人間の中には多いらしいのですが、へーそうなんだ、と。私の考えだと、2chって非常に多くの人の役に立っているインフラなんですけどね。一部、嫌な思いをした人はいるでしょうが、それで2chをどうこういうのって、家族が交通事故にあったからこの世から自動車を一台たりとも存在させるな!という議論とほぼ等価だと思います。タバコの議論も同様で、こちらは信じられないことに実行されつつあり、開いた口がふさがりません。神奈川県はどうやら私の知る限りでは先鋭的らしいので、転勤とかで住まざるを得ない場合を除き、自ら進んで住むことはないでしょう。これは、理屈ではなく、感情の問題です。

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2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?

ひろゆき「2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?」読了。詳細は次エントリでまとめて。

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しがみつかない生き方

香山リカ「しがみつかない生き方」読了。現在、先日ブックオフにて仕入れてきた本を消化している最中。

これは部数も出た作品なので特に紹介の必要もないかと思いますが、要は、「無意識のうちに、あるいは、自ら進んで、一種の強迫神経症的な生き方を選択することを避けられれば、心身がおかしくなるリスクを多少なりとも減らせるでしょう」と解釈しました。これは、正論だな。


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2010年03月07日

14歳からの社会学

宮台真司「14歳からの社会学」読了。ここのところ、仕事以外に何もしてないような状態で、さすがに仕事と関係ないジャンルの活字への上があったのか、週末にサクッと2冊調達して消化。

著者はニヒリズムは「承認」にて克服される、とここでは書いているけれど、これは本当にそう言ってるのか、14歳にはひとまずこう言っているのか、が本書を読むだけではよくわからなかったですね。類似の箇所はほかにもいくつか。そういう考え方があることはわかるけど、同時に、それは価値論の世界における著者の選択(もしくは「対14歳」という投げかけにおける選択)のように思われて、そうなると、論点が価値論になっちゃうと考えがループ状態になってしまう現在の私には、直接的なインプリケーションとはなりません。私の価値論への見方が本当にそれでいいのだろうか?という論点提示という意味での効果はあるのかな。

まあ、これは14歳で読むのと、もっと歳とって読むのとでは当然解釈が変わってくるでしょうね。私が14歳の時に読んでも、たぶん、著者が最低限伝えたいことさえ伝わらなかったのではないかな。そう考えると、当時の私はよほど阿呆だったのかなあと悲しくなりますが、現在までのすぎた時間については肯定して良い部分もあれば忌まわしい部分もあるのですが、そのことに云々しても無駄ですから、できることといえば精々反省程度で、主としては今後の余生にどう活かすかというのを重視するのが定石でしょう。一ついえることは、今みたいに仕事ばかりしてたら、馬鹿なままでしょう。仕事の世界ってのは、仕事に比較的直結する世界に限ってみれば、それなりにそれっぽい蓄積が得られるわけなのですが、それ以外のジャンルってのは赤ちゃん同様ですから。本当?と思う人は、その辺の居酒屋で隣席の話に耳を澄ませてみれば。

この著者は、「日本の難点」を読んだ際にも感じましたが、私の指すところの「関係性」ってのは重要概念の一つに位置づけているように感じます。それは上記の「承認」概念とセットになっているイメージ。著者の考えではこれを失ってしまった先の一つの類型として「酒鬼薔薇」の出現可能性も指していますが、直結はしないにせよ、ロジックとしてはそれはあるかもな、とは思います。猟奇的かどうかという部分ではなく、ヒトラーやポルポト的な意味において。

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折れそうな心の鍛え方

日垣 隆「折れそうな心の鍛え方」読了。著者は、10年以上前に今は亡き(と思われる)週刊エコノミストの冒頭エッセイ「敢頭言」で知って以来。本書はストレスの逃がし方についてで、サラッと読めるし、概ね自分の中で整理している手法と通じるものが多かったけれど、それはそれで再確認になったり「この人もそう考えているのか」と漠然とした補強感が出たりするから、私の場合はそういう読み方でした。

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